岡山市 IDC アイデンタルクリニック

予防歯科

アイデンタルクリニックでは「真の予防歯科」を行っています

「予防歯科」というとまず「むし歯の予防」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。たしかに「むし歯の予防」はとても大切なことですよね。

しかし「予防」の究極の目的は“自分の歯で生涯ずっと快適に暮らす”ことです。いくらむし歯だけを予防しても「歯周病」や「(その歯に力がかかって)歯が割れる」ことなどにより歯を失ってしまうと意味がありませんよね。 「むし歯」と同時に「歯周病」や「歯にかかる力」に対する予防もしなければ歯は長持ちしません。

ですから「真の予防歯科」とは「むし歯」だけではなく「歯周病」の予防や「力によって歯が割れたりすること」の予防も含めた“お口の中をトータルでみた予防”のことなのです。

そしてもう一つ大事なことがあります。「予防」とは「(むし歯、歯周病などの)病気になる前に、防いでいくこと」です。すなわち「予防」をするためには“健康”であることが前提となっています。ですからもしあなたが現在(むし歯や歯周病などの)「病気」にかかっているとしたら、まずは“(むし歯、歯周病などの)病気を治すこと”が必要です。病気を治し、健康”を取り戻した状態ではじめて、「予防歯科」を行うことができるのです。

これらの「“むし歯”だけでなく“歯周病”や“力”にも目を向けたお口の中トータルでみた予防」と「“病気を治し、健康を回復した状態”での予防」の2つを考慮した予防こそが「真の予防歯科」なのです。

これは一見“当たり前のこと”のようにも思えますが実際には「他院で3か月に1度定期的に検診(=予防歯科処置)をしていた」という方でもお口の中を精密に検査していくと「むし歯がたくさんある状態」や「大量の歯肉縁下歯石(詳しくは「歯周病の治療」の「歯石って何?」)をご覧ください)が残っており、重度の歯周病にかかった状態」であることなども珍しくないのです。やはり「精密な検査・診断」と「適切な治療」さらには「真の予防歯科」のどれが欠けてもいけないのですね。

それでは「真の予防歯科」のうちここでは「むし歯の予防」についてお話したいと思います。(「歯周病の予防」に関しては「歯周病の治療」の「歯周病は治療した後再発しないの?」をご覧ください。)

むし歯の予防について

そもそもむし歯とは?なぜむし歯になるの?

むし歯とは「むし歯菌によって歯がとかされた状態」を言います。

虫歯菌によって歯がとけた状態

むし歯菌が「」を作り出し、「酸」が歯を溶かしてしまうのです。
「酸」とは小学校で習った「酸性・アルカリ性」のあの「酸」のことですね。
むし歯菌は歯の表面についたよごれ(=プラーク)の中に大量に住み着いています。
よく「歯磨きしないとむし歯になる」といいますが、歯みがきが不十分だと歯の表面にこのプラークがたまって、「むし歯菌の数」が増えるためむし歯になりやすくなってしまうのです。
またこのむし歯菌は、砂糖などの「糖」を原料(エサ)として「酸」を作り出しています。 「甘いものばっかり食べているとむし歯になるよ」といいますが、これは、“甘いもの”を食べると“むし歯菌のエサ”が増えることになるからなのです。

どうすればむし歯を予防できるの?

それではどうしたら虫歯を予防できるのでしょう?
まず、「むし歯つくる側」と「むし歯から歯を守る側」の戦いの結果、「むし歯をつくる側」が勝利してしまうと「むし歯」ができてしまします。
むし歯を“予防”するためには、「むし歯をつくる側」の要因を少なくし、「むし歯から歯を守る側」の要因を増やせばいいのです。
それでは、「むし歯をつくる側」と「むし歯から歯を守る側」に分けてそれぞれ詳しく見ていきましょう。

「むし歯をつくる側」の要因について

まず先ほどもお話ししたように“むし歯”をつくるのは「むし歯菌」の出す「酸」です。
ですから、「むし歯菌」が多いと“むし歯”になりやすいのです。
ではどのような時にお口の中の「むし歯菌」が多くなるのでしょう。
一つは「お口の中の清掃状態が悪く、大量の“プラーク(=歯垢)”がある状態」です。
プラークの中には大量のむし歯菌が棲んでいるためです。
もう一つは「治療されていない“むし歯”がある場合」です。
“むし歯”の中には大量の「むし歯菌」が棲みついているため、むし歯を治療せずに放っておくと、「むし歯菌の供給源」になってしますのです。
さらに「飲食内容」や「飲食回数(食事やおやつ、ジュースなどを食べたり飲んだりする回数)」も関係してきます。
「飲食回数」が多かったり、「砂糖の多い飲食内容」だったり、「酸性の食べものや飲みもの(=お酢や炭酸飲料など)」を多く摂ったりすると
、“むし歯菌のエサ”が増えたり、お口の中が「酸性」に傾くため、むし歯になりやすくなります。

■むし歯になりやすい間食ランキング

第1位 キャンディー・キャラメル・ドロップ・のど飴・チューペット・ゼリービーンズ
第2位 嗜好性飲料(コーラ、ジュース、スポーツドリンク、甘い缶、コーヒー)・チョコレート・ビスケット・クッキー・菓子パン・甘いスナック菓子・ドーナツ・ようかん・ せんべい
第3位 プリン・ヨーグルト・アイスクリーム
第4位 甘くないスナック菓子・果物
第5位 小梅・味付けコンブ・ナッツ・チーズ・茶・牛乳・特保食品マーク、歯に信頼マークのついたもの・キシリトールガム・キシリトール飴
※できるだけ第4位、第5位のものを食べましょう。

以上をまとめると「むし歯をつくる側」の要因としては
@口腔内の清掃状態が悪く、プラークが多い
A未治療のむし歯がある
B飲食の回数が多かったり、飲食内容に問題がある
の3つがあります。

これらを踏まえて、「むし歯をつくる側」の要因を少なくして、むし歯を予防するためには、「しっかりと歯を磨く」「むし歯を治療する」「飲食内容や回数を見直す」の3つが重要となります。

「むし歯から歯を守る側」の要因について

むし歯から歯を守るのは主に「唾液」と「フッ素」の2つがあります。
まず「唾液」についてですが、唾液には「緩衝作用(お口の中を酸性から元に戻す作用)」や「抗菌作用」「洗浄効果」などむし歯の予防に役立つ効果がたくさんあります。
「食事のときはよくかんで食べましょう」とよく言いますが、よくかむとそれだけ唾液がたくさん出て、むし歯の予防にも効果があるのです。
また食後に「キシリトール」のガムをかむのも効果的です。ガムをかむことによって唾液がたくさん出てきます。また「キシリトール」のもつ“むし歯予防効果”にも(補助的に)期待できます。
次に「フッ素」についてです。
「フッ素」にはむし歯を予防する効果があります。
歯科医院で定期的に「高濃度のフッ素」を塗布してもらうのも効果的です。
また「フッ素」はほとんどの“歯磨き粉”にも含まれています。
“歯磨き粉”に含まれるフッ素は(国の定める“薬事法”で決められていて)「低濃度」なのですが、歯磨き粉は「毎日使うもの」なので、むし歯予防の効果は十分期待できます。
以上のことを考慮したうえで「むし歯をつくる側」の要因を少なくし、「むし歯から歯を守る側」の要因を増やせばむし歯は予防できます。

「真の予防歯科処置」のための歯医者さんのかしこい利用方法

ここまでむし歯を予防するための考え方についてお話してきましたがそうはいっても歯医者さんに行かずに自分だけで管理していくとやはり「むし歯」をつくってしまうことがほとんどです。 「むし歯」だけでなく、「歯周病」になってしまったり、進行してしまったりもします。次の図を見てみましょう。 これは長崎大学の研究で、(痛くなくても3か月に1度程度)定期的に歯科医院を受診して、「定期歯科検診を受けている人」と「痛くなったりして困った時だけ歯科を受診する人」で“10年間でどれくらいの歯を失うか”を調べたものです。(長崎大学 口腔衛生学講座 新庄文明教授 調べ)
各年代とも「定期検診をしている人」は10年間で失う歯は1本程度で済んでいるのに対し、「痛くなった時だけ受診する人」は20代30代では10年間で2.5本、40代50代では10年間で4.5本、60代以上になると10年間で実に10本もの歯を失う、という結果になっています。
歯は全部で(“親知らず”を除くと)28本しかありません。
「定期検診」なしで歳を重ねると、このようなペースで歯がなくなっていきます。
入れ歯になったり、歯で苦労したりという未来が待っている可能性が高そうです。
このような状態を避け、「予防歯科処置」の“究極の目的”であった「自分の歯で生涯ずっと快適に暮らす」ことを達成するためには、やはり定期的に歯科を受診し「真の予防歯科処置」を受ける必要があるのです。
欧米などではこの「定期的歯科検診」は“常識”のような状態になっていて、実際に「お歳をとられても歯が残っている本数」は日本よりもずっと多い、という現状があるのです。
アイデンタルクリニックに来られる患者さんも、治療が終わった方、もしくはもともと「むし歯」や「歯周病」などの病気のない方は、ほとんどすべての方が数か月に一度、この「定期的歯科検診」を受けられ、“真の予防歯科処置”を実践されています。
「予防歯科」とはいってもそんな大げさなものではなく、みなさん「美容院にいくような感覚」で歯科医院に来られています。
自分の歯で生涯ずっと快適に暮らすための、歯医者さんのかしこい利用方法は「定期検診に通う」。これにつきます。

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